環境 慎重になりがちな 産業廃棄物処理施設の種類と許可

 慎重になりがちな 産業廃棄物処理施設の種類と許可  排出事業者責任   産業廃棄物処理法  昭和45年12月法律第137号  表にあるような産業廃棄物処理施設を設置しようとする時は、業の許可のほかに、さらに許可が必要です。    表の1号汚泥の脱水施設から13号の産業廃棄物の焼却施設までを中間処理施設といい、品目の限定や規模要件があります。 《  廃プラは、破砕も焼却…

続きを読む

法学 民法総則にみる表見的な外観を信頼した者を保護する規定

 民法総則にみる表見的な外観を信頼した者を保護する規定  民法の指導原理と呼ばれる基本原則は3つあり、権利能力平等の原則、私的自治の原則及び所有権絶対の原則である。  この中で、表見的な外観を信頼した者を保護する規定や、契約ないし合意の効力の相対性を示す規定は、主に私的自治の原則を修正するものである。  近代私法においては、人の自らの欲するところに従って、財貨に関する人とのかかわりを決定す…

続きを読む

視察 廃棄物焼却炉のダイオキシン測定

 廃棄物焼却炉のダイオキシン測定  廃棄物焼却炉 半導体基板の焼結再利用 09年10月下旬視察 1 ダイオキシン  ダイオキシンとは、PCDD(ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ダイオキシン)とPCDF(ポリ塩化ジベンゾフラン)とCo-PCB(コプラナーポリ塩化ビフェニル)の総称である。 《 半導体基板は廃棄する方が安いが炉で焼結して再利用しています 》  塩素の付き方により、PCDDに…

続きを読む

出席 中国向けの影響が大きい 紙リサイクルセミナー

 中国向けの影響が大きい 紙リサイクルセミナー  東京メトロ千代田線二重橋前駅徒歩1分 2009年10月30日(金)出席  東京商工会議所国際会議場  使い終わった紙、いわゆる古紙は不要物であっても、廃棄物処理法の廃棄物には例外として該当しない。  実際には紙の種類や使用程度によってはあるいは相場の変動や地域によって、同じ物が廃棄物になったり、有価物として購入されたりする場合があるが…

続きを読む

法学 民法 債権準占有者に対する弁済の趣旨と判例による運用の変遷

 民法 債権準占有者に対する弁済の趣旨と判例による運用の変遷 1 債権準占有者に対する弁済   債権者らしい外観を有する者を、正当な債権者と信頼して弁済した者を保護し、債務の弁済の迅速性・安全性を図る趣旨である。 2 本来の受領権者が別個に存在するわけであるから、本条文は一種の例外にあたり、要件も厳格さを要する。  要件と判例を記す。 (1)債権の準占有者に対する弁済であること…

続きを読む

法学 民法 差押えと相殺の趣旨と判例による運用の変遷

 差押えと相殺の趣旨と判例による運用の変遷 1 相殺と差押えの趣旨  相殺とは、債権者と債務者が相互に同種の債権・債務を有する場合に、その債権と債務とを相当額において消滅させる一方的な意思表示を言う(505条)。 <第505条条文>  2人が互いに同種の目的を有する債務を負担する場合において、双方の債務が弁済期にあるときは、各債務者は、その対当額について相殺によってその債務を免れるこ…

続きを読む

法学 契約における有償性と無償性の反映

 契約における有償性と無償性の反映 1 緒言  契約の有償性とは、契約の当事者が互いに対価的意義を有する経済的損失を負担するか否かをいう。  例えば、売買契約では土地の買い主に代金支払義務が生じ、売り主には建物明け渡し義務、登記移転義務が生じる。これらは互いに相手の債務負担を前提にしており、有償契約といえる。  一方、贈与契約では契約の一方の当事者のみが経済的負担をしており、無償契約とい…

続きを読む

法学 民法の担保物権の種類とその根拠

民法の担保物権の種類とその根拠 1 緒言  民法典は留置権・先取特権という法定担保物権と質権・抵当権という約定(やくじょう)担保物権の4種類を定めている。法定担保物権は、一定の要件の下に法律に基づいて発生するものをいい、法律が特に保護すべき債権に担保物権を付与している場合である。これに対し、約定担保物権は当事者の契約に基づいて発生するものをいい、金融取引を媒介する重要な機能を営むものであ…

続きを読む

日本政治 聖徳太子に見る冒険的外交政策

 聖徳太子に見る冒険的外交政策 1 緒言 推古天皇と聖徳太子  日本は2世紀以降は、血縁を中心とする氏族の発達した形態により国家体系を作りつつあった。優勢な氏族が各地に勢力圏を築き、そのひとつが邪馬台国であり、国家として氏族を連合した大和朝廷であった。国家の統一はほぼ5世紀頃である。  5世紀において大王(当時の天皇の呼び名)の地位は確立されたが、6世紀になるとやや曲折する。その理由は、①…

続きを読む

法学 日本の法制 律令の沿革

 日本の法制 律令の沿革 1 律令制度の始まり  律令は、律は刑法、令(りょう)は行政法に相当し、どちらも古代中国で発達し、隋・唐の時代に大成した法制度である。その後、中国から次第に東アジア諸国に広まり、国土の混乱を治める中央集権国家の法典として各国に用いられた。 歴史上最初の律令は、中国の西晋が268年(泰始4)に制定した泰始律令である。これ以前の中国法制では特に律と令の区分はなか…

続きを読む

法学 民事訴訟における既判力の効果

法学 民事訴訟における既判力の効果 1 適切な判決   裁判は、当事者双方の懸命な努力と裁判官の慎重かつ公正な判断とにより、適正な内容で判決されることを目標とする。しかし、適正さを追求するあまり、一度なされた判決が容易に覆っては、判決に至までの関係者のエネルギーが無になってしまう。  そこで、訴訟制度は判決の変更や上訴など適正さの維持修正の道筋を確保しながらも、一度示した判決には種々の効…

続きを読む

法学 民事裁判における弁論主義が適用される事実とはなにか。

法学 民事裁判における弁論主義が適用される事実とはなにか。 1 民事裁判における弁論主義  民事裁判は私人の要求に基づき、私法上の権利または利益を公権力が第三者の立場で判定するものである。この判定結果は当事者双方を服従させるとともに、裁判が当事者の一方に偏らずに公平であり、また裁判官の恣意ではなく客観的に妥当な内容で、ひろく国民一般の信頼が得られるものである必要がある。  そのため、…

続きを読む

法学 監査役制度の変遷とあり方

法学 監査役制度の変遷とあり方 1 概要と業務監査の分離  監査役は、現在、会社法上公開できないもの及び委員会設置会社を除いて、取締役の職務の執行を監査する、常設機関である(会社法326条2項及び328条1項。会社法は平成17年にできた新しい法律。それよりも前には、会社法という名の法律はなく「商法」中の会社編の規定と有限会社法があり、それらを合わせて会社法と呼んでいた)。  …

続きを読む

法学 時間外労働の規制と残業義務について

 時間外労働の規制と残業義務について 1 時間外労働  労働は、一般に時間に拘束されて賃金が支払われる。したがって、労働時間以外の余暇は自由に娯楽・教養あるいは創造欲の満足を求め、自己の生活を確立している。労働者の余暇を保障することは重要なことであって、労働時間を規制する根拠となる。 《 時間外労働は強制と補償の両面があり常に労働争議の対象です 》  時間外労働は、使用者が法律の…

続きを読む

法学 法治主義への批判 アメリカ・イギリスに見る陪審制度

 法治主義への批判 アメリカ・イギリスに見る陪審員制度 1 陪審は基本的人権  英米法の中核となるコモン・ロー(普通法)の考えは、陪審制度を通してできあがった判例法である。したがって、英米法を理解するには陪審制の知識は欠くことができない。  陪審制とは、裁判官と通常12人の一般市民からなる陪審との協力によって裁判する制度であり、英米では基本的人権の一つとなっている。日本においても、大正1…

続きを読む

法学 日本における法源としての慣習法

 日本における法源としての慣習法 1 成文法と不文法  法源という言葉はいろいろな意味に用いられるが、一般には法を具体的に知ろうとする場合の手掛かり、つまり法の存在形式をいう。  この法源は大きく分けて文章の形に表現される成文法と、表現されない不文法とに分けられる。成文法は法規ともいい、一定の手続きで定められた一定の形式を以て公布される法令で、制定法とも呼ばれる。  不文法は歴史…

続きを読む

法学 普通法と特別法及び原則法と例外法の関係

 普通法と特別法及び原則法と例外法の関係 1 法の類型   わが国にはたくさんの法があるが、体系や基準をどうとるかにより、いくつかの類型を作ることができる。成立過程に着目すると成文法・不文法になり、法の内容で分けると国内法・国際法あるいは公法・私法という分類が成立する。 この分類の体系化において、普通法・特別法あるいは原則法・例外法という類型が生じ、法の効力がどう及ぶかに着目した分…

続きを読む

法学 実況見分調書の証拠能力について

 実況見分調書の証拠能力 1 証拠とは   刑事裁判において正しい法の解釈・適用が必要であることと並んで、事実認定が正当であるということも重要である。このような事実認定の資料として証拠が用いられる。 証拠とは、事実認定の根拠となる資料をいうが、これを厳格に分ければ証拠方法(人または物)と証拠資料(調べた結果・内容)になる。たとえば、証拠方法となる証人を取り調べて証拠資料となる証言を得るこ…

続きを読む

法学 強制力任意同行後の勾留請求について

  強制力任意同行後の勾留請求 1 犯罪捜査の方法は、学説上、任意捜査と強制捜査に分けられ、現行法は任意捜査を原則としている。   任意同行は具体的には二つの場合が考えられる。一つは警察官が街頭で挙動不審な者に対し、職務質問に続き取り調べを行う場所へ同行する行政警察活動として行うものと、もう一つは犯罪の嫌疑が濃い者に対して同行を求め、あるいは既に逮捕状を得ているが、執行しないで任意に同行を求…

続きを読む

法学 現代に生きる近代市民国家の形成における社会契約説の役割

 現代に生きる近代市民国家の形成における社会契約説の役割 1 社会契約の思想 (1) 契約説の起源  国家の起源あるいは形成に関する学説のうち、主要なものは①神意説、②契約説、③実力説、④歴史的進化説であるが、契約説は神意説と並んで非常に古くからある思想である。 契約説は普通、社会契約説(Theory of Social Contract)とも呼ばれ、国家は神によって創設…

続きを読む

法学 世界が国際法に期待すること

 世界が国際法に期待すること  平成20年8月15日作成 1 国際法と国際社会  国際社会は、それぞれ主権を持つ国家によって構成される。この諸国家は相互に依存し緊密に関係し合って来たのであり、現代においては一段と重要さ、複雑さが増している。このような国際社会において、国家間の種々の関係を規律する法が国際法と位置づけられる。  国際法はインターナショナル・ローといわれるように、国家間の権利…

続きを読む

法学 外国人犯罪者に対する刑事政策の課題

 外国人犯罪者に対する刑事政策の課題  1 急増する外国人検挙者   近年、国際交流の活発化に伴い、日本に来る外国人の数は急増している。外国人の新規入国者の数は、昭和20年代後半から増加傾向が顕著となり、特に平成元年が急速に伸び、平成17年には612万709人(前年比11.1%増)となり,初めて600万人を上回った(出入国管理統計年報による。)。 新規入国者の中では、特にアジア諸国…

続きを読む

経済 自由市場主義-企業独占を防ぐことが現代経済の発展につながる

 自由市場主義-企業独占を防ぐことが現代経済の発展につながる  1 市場メカニズム機能  わが国の現代経済を支えているのは、企業である。企業は株式会社や小売店など様々な形態をとりながら、最終的には消費者へ商品とサービスを提供することにより、事業活動を行っている。  これら企業は原則として、それぞれ任意に生産・販売など経済活動を行い、企業同士あるいは企業と消費者の間で毎日大量の取引を繰り返し…

続きを読む

環境 環境監視の方法 自治体の試み

 環境の常時監視の方法 自治体の試み  条例上の公害規制が実効を発揮するには、工場等に規制基準その他の義務を確実に遵守させることが肝要です。そのためには、地方公共団体はテレメーターその他の監視機器を随所に設け、常時公害の発生状況を的確に調査し、義務に違反している工場に対しては迅速に改善命令その他の監督上の処分をして義務の履行を確保しなければなりません。今日では公害監視機器の発達により公共団体の…

続きを読む

考察 環境保全条例の制限 法の想定を超えて自由にはできない

 環境保全条例の制限 法の想定を超えて自由にはできない  環境保全条例と法律の関係  環境あるいは公害に関する条例は、現在すべての都道府県で制定済みであり、さらに市町村においてもこれを制定するものが少なくありません。加えて、その内容は、かつてのような国の法令上の未規制公害のみを対象とする補足的な定めをおくにとどまるのではなく、地域的特性に応じて多様な手段で総合的な規制を定めるものが多く、結…

続きを読む

考察 環境基準のとらえ方 行政の数値目標

 環境基準のとらえ方 行政の数値目標 1 環境基準は、環境行政上の具体的な数値目標 1 公害規制の目標が、単に個人的な害悪発生の予防にあるのではなく、良好な地域環境の保全にあるのだとすると、どの程度の汚染状況まで許容するかによって規制の程度その他の対応が大きく変わってきます。そのため環境行政を進めるに当たっては、まず、環境汚染をどの程度に抑えることで行政の目標とするかを、明確に決めておくこと…

続きを読む

死刑停止の時期到来

死刑停止の時期到来 1 人権は常に国際問題  19日付け朝日新聞に、国連が18日、死刑の執行停止を求める総会決議を初めて採択したと、記事があった。「世論の高い支持」を理由に死刑制度を存続している日本は、今年は年間で77年以降最多となる9人の死刑を執行するなど、世界の潮流とは逆行。国際的な孤立を深めているとある。これに対し、例によって鳩山法相は語気を強め、「世論には死刑制度や死刑執行にかなりの…

続きを読む

マイキーワード・日本をテラス・憲法前文

日本をテラス・憲法前文  日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に…

続きを読む

行政 情報公開制度は不利益な個人情報以外はすべて公開です

 情報公開制度は不利益な個人情報以外はすべて公開です 1 情報の使い道  国や地方自治体において、情報公開制度が定着しつつある。しかし、そのほとんどが、企業の営業目的であり、制度の本来の意味の「行政情報の活用」という点から、今後、論議が必要となるとの意見がなされていた。  行政が行政執行上作成した資料なのだから、営業目的に使われては、なんのための行政の経費なのかとの意見だ。この点疑問だ。 …

続きを読む

拝見 生活排水対策に関係する法律集 

文献 生活排水対策に関係する法律集 Think Globaly Act Locally の第1歩  生活排水の改善・・・川に放流される場合はもちろん、下水道の場合も下水処理の負担が減り省エネになる。   1 水質汚濁防止法 2 浄化槽法 3 下水道法 4 農業振興地域の整備に関する法律 5 土地改良法 6 森林法 7 廃棄物処理法 8 水道法 9 水道原水水質保全事業の…

続きを読む