拝見 感動が倍になる巨大婦人 ミュエクのじっと見るスタンディング・ウーマン

 感動が倍になる巨大婦人 ミュエクのじっと見るスタンディング・ウーマン
 JR八戸線八戸駅バス40分 2019年8月16日(金)拝見
 青森県十和田市西二番町10-9
 十和田市現代美術館
 入館料1200円


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〈 一見さんをじっと見る 普通なので逆に子供が小さいです 19.8.16撮影 〉

 レインボーカラーの小さな入り口を入っていくと、怪しい雰囲気の中、でっかいおばあさん・スタンディング・ウーマン(2008年)がこちらを見ていてびっくします。



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〈 顔はシリコンでスーパーリアリズム シワには絶好の質感です 〉

 顔は左に向けていますが、目は右を注意深くにらみ、一見さんを迎える小売店の初老のおばさんです。



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〈 浮いた血管や爪先は全部の細部にこだわるミャエク流です 〉

  高さ4mの巨大な彫刻は、ロン・ミュエクのスタンディング・ウーマンです。



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〈  靴のシワや靴下のたるみ 靴、靴下も大きいので創作でしょう 〉

 体のバランスから見て、顔が大きく手足は短いので、よくいる体型のご婦人をこれでもかと思うほど大きくしている迫力があります。



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〈 超普通のベルトや服も計算して作ったと思うと鳥肌が立ちます 〉

 その迫力の大きな基となっているのが、白い肌、シワ、ヒダを刻む服、手の動き、足まで体の微細な部分の表現です。



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〈 にらみを効かせる老婦人 いると思わせるスーパーリアリズムに感動です 〉

 同時に、疑問に思うのがモデルはいるのだろうか。モチーフはあるにしろ、飛躍的な想像力に敬意を表します。



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〈 手と指 素材を克明に写真にとり過剰に想像しながら創作するのでしょう 〉

 ウーマンを最大限想像して、こんなおばあさんもいると訴えかけます。等身大でも感動する精緻さですが、巨大化すると、前面に出る創作の意欲に感動が倍になります。



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〈 スーパーリアリズムに巨大化は最適 小さく作ってはつまらないです 〉

 フランスのフォンダシオン ルイ・ヴィトンに、高さ5.8mのトーマス・シュッテ作泥の中の男という白い巨人がいるのを思い出します。

<評価 80クラス>
 ロン・ミュエクは、1958年オーストラリア生まれ62歳のスーパーリアリズム彫刻家です。ロンドンに出てディズニーのロボットの精密な制作を手掛けました。38歳の時、美術界に転身し、自分の父が亡くなった時の横たわる姿をシリコンで裸体を克明に表現し一挙に注目されました。スーパーリアリズムは、1960年代後半~1970年代初めにかけて主としてアメリカ合衆国で起こった写真を用いて克明に描写再現する美術の潮流です。ポップアートの流れを汲み、抽象絵画に対する批判として生まれました。

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