歩く 異彩を放つアール・ヌーヴォー感覚の大邸宅 ビルバオのチャバリ宮殿

 異彩を放つアール・ヌーヴォー感覚の大邸宅 ビルバオのチャバリ宮殿
 ビルバオ地下鉄モユア駅徒歩1分 2019年5月4日(土)歩く
 Federico Moyúa Plaza,5,4809ビルバオ,スペイン
 石造り4階建て
 1888年建築


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〈 多様な窓のオンパレード 隅切りにテラコッタを貼った宮殿邸宅です 19.5.4撮影 〉

 2路線のビルバオ地下鉄の中央駅モユア駅の前の円形広場の北西に、やや珍しいホテル風のビルとして建っています。 



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〈 テラコッタを貼り付けてコテコテに厚みを増していきます 〉

 宮殿といっても、王様が住んでいたわけではなく、実業家ビクトル・チャバリとその弟の個人邸宅として建設されました。



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〈 木製ドアに合わせてドア周りをナチュラルにタイルで埋めていきます 〉

 建築家のポール・アンカールが設計を担当し、その様式はルネサンス期にフランドル地方のアントウェルペン(現ベルギー)に建築された宮殿に似ています。



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〈 一番目立つファサード下にフランドル風の美しい装飾です 〉

 フランドル様式の建築と呼ばれることもあります。



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〈 立体イメージを強調する貼り付け形の装飾が多いです 〉

 フランドルは、中世の旧フランドル伯領を中心とする、オランダ南部、ベルギー西部、フランス北部にかけての地域。建築には、ロマネスクとゴシックの両方の様式が見られます。



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〈 屋根の上にはガウディよりとがった尖塔が林立しています 〉

 特徴は、同種の窓が存在しないことです。4階までの建物の中で、四角、アーチ、2連、3連など面白いほど窓の形を変えています。アール・ヌーヴォーというと、モデルニスモ期のアントニ・ガウディを思い出す。アンカールより7歳年上です。



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〈 通用門には槍を意識した中世の紋様です 〉

 1943年からビスカヤ県におけるスペイン政府の庁舎として使用されているという。



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〈 正面左側  バスク州の宮殿といった色調がとても印象的です 〉

<評価85クラス>
 設計したポール・アンカールは、1859年ベルギー生まれの建築家、家具デザイナーです。 ブリュッセル王立美術アカデミーを卒業後、彫刻家を目指します。世界遺産を多く手掛けたアール・ヌーヴォーの大建築家ヴィクトール・オルタの友人となり、アール・ヌーヴォーの宝庫といわれるブリュッセルを中心に建築界を牽引しましたが、41歳で亡くなりました。

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