見る クロード・モネの喧騒を表す激しいタッチ 1878年6月30日の祝賀

 クロード・モネの喧騒を表す激しいタッチ 1878年6月30日の祝賀
 ルーアン駅徒歩5分 2019年9月16日(土)見る
 Espl. Marcel Duchamp,76000ルーアン、フランス
 ルーアン美術館


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〈 サンドニ通り1878年6月30日の祝賀 クロード・モネ 1909年 普段は睡蓮など光の画家として自然を描くが激しいタッチの印象も見事です 2019.9.16撮影 〉

 この作品は、1878年6月30日に通りを三色旗が埋め尽くして、5月20日から11月10日まで開催されるパリ万博を祝賀している様子です。勢いづくパリジャンが殺到した通りは、高い視点の位置から描かれています。



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〈 ヴィレ港のセーヌ川 モネ 1909年 木の水面の写りがどの部分か不思議です 〉

 この作品は、ジヴェルニーの自宅の近くでセーヌ川にボートを浮かべて描き留めた絵です。仕上げはアトリエで描いたでしょうが、川を包む光と雰囲気の印象を見事に再現しています。



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〈 1779年のヴェスヴィオの噴火 ピエールジャックボレール 夜景でしょう 〉

 この作品は、ボレールが1769年にナポリに永住し、ヴェスヴィオ火山の噴火に特化した画家になりました。同じ構図で何枚も描いています。ヴェスヴィオ火山は、ナポリから東へ約9kmのナポリ湾岸にあり、現在は噴火していません。紀元79年の大噴火が一番有名で、他に432年、1631年、1822年、最後に1944年です。



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〈 特に四季の寓話の形で 1780年 ブロンズ製 4人は飽きさせません 〉

 この作品は、ロトンダと呼ばれる4本の柱で屋根を支える建物に、女神が春夏秋冬の装いで寓話的に表された立像です。酒を飲んだり、収穫したりですが、右奥が頭からガウンを被った冬なのか、一人目立ちます。



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〈 ルーアン市庁舎模型 アントワン・マチュー・ル・カーペンティア 1758年 〉

 この作品は、ドルアンの作った市庁舎のオークモデルです。ルーアン生まれの建築家カーペンティアが市に譲渡しました。



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〈 自然モルトオフルール モーズ・ジェイコバー 花びらの質感がこぼれるようです 〉

 モーズ・ジェイコバーは、1786年ドイツ ブリースカステル生まれの花の絵を専門とするフランス人画家です。30代~40代をフランス・セーブルの磁器工場の花の画家として働き、磁器、油、水彩で花と果物を描きました。



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〈 自然ほたる果実 モーズ・ジェイコバー 銅油彩で深い立体性です 〉

 ほとんどの作品が、セーヴルの国立陶磁器博物館に展示されていて、彼の娘、エリザベス・ジェイコバーもセーヴルで父と同じ花の画家になりました。

<評価65クラス>
 モネの「サンドニ通り1878年6月30日の祝賀」は、当時、パリ万博とともに、パリ・コミューン後の政治体制の変革を祝して、政府がフランス国旗を掲げることを奨励しました。背景には、政府は国民が街中で群がることを禁止していたため、この祝日が国民に歓迎されたことがあり、モネは独特の荒々しいタッチによって祝日の興奮的な喧騒を見事に表現しています。

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