拝見 戦後の妖しい遠吠えを感じる 岡本太郎の夜明け

 戦後の妖しい遠吠えを感じる 岡本太郎の夜明け
 東京メトロ東西線竹橋駅徒歩2分 2018年3月28日(水)拝見
 東京都千代田区北の丸公園3番地1号
 東京国立近代美術館
 入館料500円


DSC07413.JPG
〈 夜明け 岡本太郎 昭和23年 戦後の妖艶な爆発が始まります 18.3.28撮影 〉

 この作品は、若い37歳の時で中央に天に向かって舌を出して遠吠えする獣がいて、左に耳を塞ぐ人、右に頭巾に囲まれた人が見えます。怪しさより妖艶さを感じます。最高傑作の壁画明日の神話と色遣いが似ています。
 


DSC07457.JPG
〈 人(母と子) 森芳雄  昭和36年 子供も抱きついて来ます 〉

 この作品は、母と子が落ち着いたテラコッタ調の色合いの中で、日常的に触れ合う大切さを感じさせます。



DSC07460.JPG
〈 母子像 麻生三郎 昭和34年 子の視線が黒眼で怖いです 〉

 麻生三郎氏は、大正2年東京都生まれの洋画家。太平洋美術学校選科で学んだ後、戦争に向けて悪化の中、フランス、ベルギー、イタリアなどを回りました。



DSC07462.JPG
〈 仰向けの人 麻生三郎 昭和36年 渋い色で丹念に塗られています 〉

 画風は、焼けただれたような暗褐色に塗られた家族や自己の内面をデフォルメ化し、闇の中から浮かび上がるように描きました。



DSC07465.JPG
〈 アリラン峠の恋人 古沢岩美 昭和29年 美女の悲しみに同情してしまいます 〉

 岩美(いわみ)という名ですが男です。この作品は、朝鮮戦争の中で死んだ恋人の頭蓋骨を抱いて女性が涙を流しています。日本のシュールレアリスム、日本のダリとも呼ばれ、女性の裸体を多く描きました。



DSC07468.JPG
〈 殉教者 海老原喜之助 昭和26年 無念さが黒い顔に現れています 〉

 この作品は、聖セバスチャンがキリスト教迫害で矢を射られる有名な場面です。普通は美少年に描きますが、キュビズムの荒い直線、顔が黒く塗られ、首をうなだれて描かれています。



DSC07471.JPG
〈 樹海 福沢一郎 昭和23年 うごめく中に人が隠れているようです 〉

 この作品は、戦後直後から人の群衆を描いてきた中で、木々を強烈な色遣いでうごめくように描いています。よく見ると赤色や黒色など人が苦悩しているようでハッとします。

<評価 60クラス>
 岡本太郎は、抽象美術やシュルレアリスムに接触しました。 老いを重ねても岡本の創作意欲は衰えず、「芸術は爆発だ」「芸術は呪術だ」「グラスの底に顔があっても良いじゃないか」などの名言を残しました。プレイボーイでフェミニストでしたが、生涯独身で秘書を養女にしました。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント