拝見 パウル・クレー風の童画を連作した シュールレアリズム前の古賀春江

 パウル・クレー風の童画を連作した シュールレアリズム前の古賀春江
 東京メトロ東西線竹橋駅徒歩2分 2018年3月28日(水)拝見
 東京都千代田区北の丸公園3番地1号
 東京国立近代美術館
 入館料500円


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〈 月花 古賀春江 大正15年 暖かい灯を点けたようです 18.3.28撮影 〉

 この作品は、古賀が31歳のときの絵で、故郷の久留米市から東京に定住するようになり、パウル・クレー風の絵を描きだすようになった頃です。



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〈 遊園地 古賀春江 大正15年 夢のように場面が同時に出てきます 〉

 クレーの影響の強い幻想的、童話的な作品を多数制作しています。



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〈 船着場 古賀春江 大正15年 水彩の滲む感じが巧みです 〉

 この作品は、水彩と鉛筆で描いています。昭和4年くらいまでパウル・クレー風の絵を描いた後、シュルレアリスムの絵に変わります。



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〈 楽しき饗宴 古賀 昭和8年 楽しさを周りにし横たわっています 〉

 昭和4年以降、古賀はもともと病弱でしたが、より病気がちになります。



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〈 そこに至る 古賀 昭和8年 子供によりそう童画になります 〉

 この作品は、童画の挿絵を描いていた時期の絵で、ファンタジー的に描かれた絵でも、右下には気味悪い不明の生物が描かれる不安さがあります。



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〈 「コドモノクニ」挿絵の下絵 古賀 昭和6年 不気味な雪だるまがいます 〉

 古賀のかかっていた病気は梅毒。このころ、川端康成と親しくなります。晩年の古賀の生活を面倒みました。川端は作品は「単なる童話ではない。おさな心の驚きの新鮮な夢である。甚だ仏法的である」と評しています。



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〈 無題 古賀 年不明  童話的だが不気味さ戒めが強いです 〉

 代表作は、昭和4年34歳のときの「海」です。水着の女性が右手を挙げているポーズで有名で、初期シュールレアリズムの代表作でもあります。

<評価 60クラス>
 古賀春江は、明治28年久留米市生まれの男性画家です。春江は通称で本名は古賀亀雄(よしお)。父母姉に溺愛され、生来病弱で外出を嫌い、孤独を愛した。 精神が不安定で、阿蘇山で投身自殺もためす。20歳で親戚の娘と恋愛、別の文学女性と結婚。女好きのする男ではあった。妻は女性問題と生活費で苦労して、38歳で精神も病み亡くなりました。

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