訪問 西欧から見た中国の珍しさ うろこ壁と内装が豪華な坂の上の異人館

 西欧から見た中国の珍しさ うろこ壁と内装が豪華な坂の上の異人館
 JR神戸線三ノ宮駅徒歩20分 2018年9月27日(木)訪問
 兵庫県神戸市中央区北野町2丁目18−2
 旧中国領事館 入館料550円
 1940年建築


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〈 領事館らしからぬ住宅 うろこ壁が異彩を放ちます 18.9.27撮影 〉

 神戸異人館街の一番北にあり、山のすぐ手前の坂の上にあります。



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〈 中国らしい緻密な紫壇の扉 気が遠くなる手仕事に敬意です 〉

 込み合った建物群で、寄棟の屋根らしいが、全体がよく見えません。元は中国政治家の王氏により、中国領事館として建てられたらしい。



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〈 シャンデリアの豪華さに対比する中国風のワビがあります 〉

 建築は、ヨーロッパで18世紀頃流行したシノワズリの建築という。



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〈 紙の間接照明 鮮やかな原色を筒先に使う巧みさが凄技です 〉

 シノワズリ様式は、ヨーロッパで流行した中国趣味の美術様式で、中国をイメージし、非対称の縮尺や、漆など独特の素材や装飾を用いた様式が特徴です。



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〈 中国風をパワーアップさせた銀河系イメージの照明です 〉

 外観的には、コンパクトな戸建て住宅ですが、外壁の白と黒のうろこ壁が目を引きます。



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〈 窓ガラスのグラビールもこれ自体で芸術といえるレベルです 〉

 うろこ壁は、天然のスレートを小判形にカットしたものを少し重なるように貼ったもので、黒く塗ったものを混ぜることで、魚のウロコのようになったもの。



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〈 屋根下の妻面は中東風の唐模様 縦長窓の多さも特徴です 〉

 むしろ、内装や家具が素晴らしく、西欧の高級階層が中国イメージする紫檀のサロンセット、銅鐸、青磁、水墨画が所狭しと飾られています。



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〈 白地は天然粘板岩のスレートで黒色は着色 断熱効果でしょう 〉

<評価 60クラス>
 シノワズリは、chinoiserieでchineseの変形。直接的には中国風の美術工芸品のこと。高級階層の欧米人のエキゾチシズムを満たすものとして、18世紀のロココ調の趣味と融合し、家具や陶器、壁紙などに中国的装飾を取り入れる流行が最高潮を迎えました。

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