見る 正統派のフランス彫刻家 ファルギエールの描く美しいサロメ

 正統派のフランス彫刻家 ファルギエールの描く美しいサロメ
 地下鉄13号線ヴァレンヌ駅徒歩2分 2017年5月6日(土)見る
 77Rue de Varenne,75007パリ、フランス
 ロダン美術館内 入館料10ユーロ
 1919年開館


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〈 サロメと死刑執行人 アレクサンドル・ファルギエール 1877年 首を持つサロメは美しいけど顔が小さすぎます 17.5.6撮影 〉

 ロダンとファルギエールは親友でした。この作品は、1世紀頃のパレスチナに実在し、神話となった女性サロメを描いたもの。祝宴での舞踏の褒美として「好きなものを求めよ」と言われ、母ヘロディアの命により「洗礼者ヨハネの斬首」を求めました。色白の妖艶な美人です。



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〈 座ったダイアナ アレクサンドル・ファルギエール 1878年 燃えています 〉

 この作品は、ルネサンス以降頻繁に出現するシーンで、表現力豊かな身体を持つ物思いにふけるダイアナを示しています。彼女の形は彫像のようなものであり、背景に赤色を導入し、表現を豊かに変えたことにファルギエールの資質が見えます。



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〈 夏 ジョン・ラヴェリー 1904年 英国系の美しさです 〉

 この作品は、ジョンの最初の妻のキャスリーンが亡くなった13年後、再婚の5年前に描かれました。再婚した妻の若い頃でしょうか。典型的なアイルランド系アメリカ人の美しさと落ち着きがあります。
 ジョン・ラヴェリー は、1856年イギリス・北アイルランドの首都 ベルファスト生まれの母国では有名な画家です。スコットランドとパリで学び、ロンドンで画家の活動をしました。肖像画と牧歌的な絵を描きました。二番目の妻のヘイゼルマーティンが大変な美人で、ジョンに400点以上の肖像画に描かれるとともに、アイルランド国紙幣になりました。



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〈 バッグのある静物 テオデュール・リボー 1896年 黄色が効果的です 〉

 テオデュール・リボーは、1823年フランスのノルマンディー生まれの画家です。 エッチングや水彩画、静物画、肖像画や風俗的な絵を描きました。



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〈 海景 ルネ・メナール 1910年 染みてくる夕暮れ時の海です 〉

 ルネ=ルネ・メナールは、1861年パリ生まれの画家で、象徴的な味わいのある風景画で知られるようになりました。



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〈 ビクトルユーゴーの記念碑 ロダン 1890年 甘えるおじさんです 〉

 この作品は、石膏のキャストの一つです。1885年のビクトルユーゴーの死後、パンテオンに記念碑を建てることになりました。ガーンジー島の岩に座って、波を静めるように腕を伸ばしましたシーンです。



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〈 ビクトルユーゴーの記念碑 ロダン 顔が猿のようになっています 〉

 この作品は、途上のキャストです。横から撮るとよくこういうシーンを考えつくものと天才に感心します。動きを練り上げていく精緻さは素晴らしいです。



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〈 ビクトルユーゴーの記念碑 ロダン 1909年 精悍で首をかしげています 〉

 この作品は、進んだバージョンです。左手が大部伸びて背景にいた少年たちがなくなっています。消えた少年も次のモチーフに生かされるのでしょう。

<評価 65クラス>
 アレクサンドル・ファルギエールは、1831年 フランスの南部トゥールーズ生まれの彫刻家、画家です。ロダンと親友でした。フランス芸術学院時代にローマ賞を受賞しました。彫刻で有名な闘鶏の勝利者は、少年が見事な闘鶏を右手に抱え走りながら左手を突き上げて、喜ぶ姿を描いており、正統派の表現者の資質を感じさせます。

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