見る 広重の東海道五十三次に美人を加える ナンシーにある歌川国貞

 広重の東海道五十三次に美人を加える ナンシーにある歌川国貞
 ロレーヌ地方・ナンシー駅徒歩10分 2017年9月15日(金)見る
 3 Place Stanislas, ナンシー、フランス
 ナンシー美術館
 入館料7ユーロ 


《 東海道五十三次之内 箱根 歌川国貞 1840年 17.9.15撮影 》

 この作品のシリーズは、有名な歌川広重の東海道五十三次の連作に背景がまったく酷似しています。



《 東海道五十三次之内  庄野 国貞 1840年 人の表情が巧み 》

 絵自体は、広重の方が独特の美しい色遣いですが、すべての絵の前景に美女が描かれています。



《 東海道五十三次之内 新居 国貞 1840年 至福の一服です 》

 そのため、広重の東海道五十三次に対して、国貞の美人東海道と呼ばれています。



《 東海道五十三次之内 江尻 国貞 1840年 不自然な中央です 》

 この作品は、現代から見ると広重の世界的な鮮やかな色遣いに対して、やや野暮ったい感じがしますが、当時、国貞は人気絵師で年下の広重よりもはるかに格上でした。



《 干し草作り ヤコブグリマー 1589年 スモックがかった牧歌的です 》

 この作品は、四角い黄金の額縁に入った円形の絵です。中央で干し草を積む作業をやっているほか、手前でも大勢の人が干し草作りや牛追い作業をしています。




 ギジュブレット・レイテンズは、1586年ベルギー生まれのフランドル画家です。冬の風景画が得意で、アート感あふれる光と影のある歌い上げる絵です。冬の大自然の中で、小さく描かれた木こりや旅行者の日常の姿が感動的です。



《 遊ぶ三人の女 勝川春潮 17世紀 たんたんと流れる絵です 》

 勝川春潮は、江戸時代の浮世絵師。安永から寛政にかけて活躍しました。派手な色遣いはなく、しぶい優艶な美人画を描きました。



《 アワビ、バラオウ、モモの花 歌川広重 1840年 鮮やかです 》

  歌川広重は、1797年江戸生まれの浮世絵師。風景の木版画が大人気となり、ゴッホやモネなどに影響を与えました。構図と色彩が素晴らしい。

<評価 55クラス>
 歌川国貞は、当世随一の江戸時代の人気浮世絵師でした。面長猪首型の美人画が特徴です。工房を安定させ大量の作品を出版、作品の数は浮世絵師の中で最も多い。この美人東海道のシリーズでも、構図に関係なく浮世絵美人を中心に描いています。風景画を得意とした若手の広重より11歳も年長で、かつ、随一の人気と収入があった国貞は、有望な若手の広重の東海道の絵に自信のある美人絵を描き加え新しい形の浮世絵としたのでしょう。

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