見る 悪魔的で狂気的な聖性の女神 クリムトの代表作パラス・アテネ

 悪魔的で狂気的な聖性の女神 クリムトの代表作パラス・アテネ
 ウィーン地下鉄1号線徒歩4分 2018年5月3日(木)見る
 ウィーン・ミュージアム・カールスプラッツ
 Karlsplatz 8, ウィーン、オーストリア


《 パラス・アテネ クリムト 1898年 狂気の目です 18.5.3撮影 》

 この作品は、グスタフ・クリムトの代表作。パラス・アテネは、知恵と芸術、戦いを司る女神であり、ローマ神話のミネルヴァと同一視される最高の女神です。アテネは、王座を奪われることを恐れた主神ユピテルが、アテネを身篭った妻を呑み込んだものの、火神ウルカヌスによって斧で頭を叩き割られ、その傷口から武装した姿で雄叫びをあげながら生まれ出でたとされます。
 作品のアテネの姿は、そのエピソードを感じさせるほど恐しく威厳に満ちており、女神としての聖性を感じさせると共に、狂気的で悪魔的な顔を覗かせています。



《 エミリー・フロゲ クリムト 1902年 藍色が鮮やかです 》

 この作品のエミリー・フロゲは、クリムトの生涯の愛人。ファッションデザイナーであり、実業家です。クリムトは、エミリーの合理的なドレススタイル、フェミニズム運動によって促進されたスタイルが好きだったようです。



《 黒と白のポートレート ウィルヘルム・リスト 1902年 倦怠的です 》

 ウィルヘルム・リストは、1864年ウィーン生まれの画家です。淡い幻想的な作風です。



《 ルイーズ・ワグナー ハンズ・テンプル 1888年 巧みな表情です 》

 この作品はハンズ・テンプルの代表作。1857年チェコのリトヴェル生まれのウィーンで活躍した肖像画家です。



《 イダ・ロッセラー アントンファイスタウアー 1914年 テンペラタッチです 》

 アントンファイスタウアーは、1887年オーストリア・ザルツブルグ州生まれの 表現主義の画家です。オイルタッチを感じさせる独特の表現です。



《 アーサーローレスラー エゴン・シーレ 1910年 昭和の漫画的です 》

  エゴン・シーレは、1890年ウィーン近郊の生まれの画家です。グスタフ・クリムトらのウィーン分離派を初めとして象徴派、表現主義に影響を受けつつも、独自の絵画を追求しました。男、女の各肖像画を優しく退廃的に描きました。

<評価 60クラス>
 グスタフ・クリムトは、1862年ウィーン郊外の生まれの世紀末ウィーンを代表する帝政オーストリアの画家です。弟は彫刻師と彫金師になっており、工芸的な画家です。たくさんの女性が裸婦モデルをつとめ、妊娠した女性もいました。生涯独身でしたが、多くのモデルと愛人関係にあり、著名人にエミリー・フロゲがいます。女性の裸体、妊婦、セックスなど、赤裸々で官能的なテーマを描き、甘美で妖艶なエロスと同時に、死を感じさせました。代表作の接吻では、いわゆる黄金の時代の金箔が多用され、絢爛な雰囲気を出しています。

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