歩く 白亜の洋風劇場建築 小坂鉱山の反映をつなぐ康楽館

 白亜の洋風劇場建築 小坂鉱山の反映をつなぐ康楽館
 JR花輪線十和田南駅バス20分徒歩5分 2013年8月11日(日)
 秋田県小坂郡小坂町小坂鉱山松ノ下2
 一部2階、正面入母屋造、背面切妻造、妻入
 明治43年建築



《 両翼が突出し売り場の六角棟の意匠性も高いです 13.8.11撮影 》

 木造一部2階建,切妻造,銅板葺,妻入りです。



《  破風に渦巻きや波模様 和と洋が入り混じります 》

 妻入りは、建物の正面出入口が妻側(屋根を切った方)にあるものをいい、対して傾斜側にあるものを平入りといいます。



《 上段の窓 窓を多くとり明るい館内になります 》

 正面両突出部寄棟造、一階正面中央札売場・一階南側面西端座敷・北側面西端便所付、奈落を含みます。



《 券売の六角棟 軒下に鋸歯状の縁取っています 》
 
 奈落(ならく)は、仏教における地獄のことで、転じて深く暗い所にあるからということで、舞台の下や歌舞伎の花道の床下の空間を指す。廻り舞台や迫り出しの装置があるほか、通路にもなっています。



《 下見板張りで上下窓は明らかに洋風意匠です 》

 内部は,玄関ホール,客席部,舞台,楽屋からなり,舞台中央には廻り舞台を設けています。



《 芝居小屋であれば正に看板建築 奥部分は老朽木造です 》

  正面のイギリス下見板張の外壁,装飾的な棟飾と妻飾,破風板を縁取る装飾,客席部の洋風の格縁天井など,随所に洋風意匠が見られます。



《 屋根上に3カ所ある塔屋 上から洋風を取り込む意識が見えます 》

<評価 60クラス>
 康楽館は,明治後期から大正初期にかけて全盛期を迎えた小坂鉱山と鉱山町の繁栄を物語る遺構として貴重です。伝統的な形式を踏襲しつつ,優れた洋風意匠を取り入れた現存最古のものとして歴史的価値を引き継いでいます。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック