JR東北線上野駅徒歩9分 2012年9月21日(金)拝見
東京都台東区上野公園13-9
東京国立博物館平成館1階展示室
入館料600円
《 鉄線蒔絵提箪笥 江戸時代・17世紀 美しさと堅牢が同居します 12.9.21撮影 》
鉄線とはテッセン。クレマチスのこと。修景用のつる植物として人気がある。外面に紫や黄色の美しい絡みを見せている。
《 夕顔蒔絵大鼓胴 江戸時代・17世紀 伸びやかな優雅さです 》
大鼓胴は、両端に皮を張って叩く。皮は消耗品で取り替える。
《 人物蒔絵螺鈿硯箱 江戸時代・18世紀 表に美しい貝殻が見えます 》
人物蒔絵螺鈿(らでん)硯(すずり)箱は、夜光貝を磨き薄くして漆面に人の形にして埋め込んだ硯箱。
《 蛇篭千鳥蒔絵硯箱 江戸時代・18世紀 千鳥が蓋と小箱の蓋に美しいです 》
蛇篭千鳥は、上に千鳥があり、下に蛇篭が見える。蛇篭と千鳥の組み合わせのこと。
《 貝尽蒔絵提重 江戸時代 金地の蒔絵で豪華な感じがします 》
提重は、江戸時代に用いられたピクニックセット。重箱や徳利、杯、盆、銘々皿などの宴会道具一式が組みこまれている。
《 水草蒔絵食籠 江戸時代 容器の美の世界 傷に弱そうです 》
食籠(じきろう)は、食物を盛る漆器。昔高貴な人たちの間で用いられた。重ねたものもある。
《 漆器箪笥 上の棚が盆になっていて合理的です 》
和箪笥は、引き出しを主とした収納家具である。これに対し、西洋タンスは洋服ダンスなどと呼び区別する。
《 盆漆器 色使いに深みはないが中国的で華やかです 》
<評価 75クラス>
和箪笥には、両脇に棹通し金具がつけられており、長持と同様に、棹を通して持ち運べるようになっています。これが箪笥の数え方、棹(さお)の由来です。
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