聞く 古今亭志ん朝 志ん朝初出し音源25席

 古今亭志ん朝 志ん朝初出し音源25席
 ソニーミュージック音源TBSラジオ協力 09年12月9日(水)購入
 価格 25,200円 

 収録音源はすべて初出し。この中には、既に発売されているソニーミュージック音源全60席には含まれていない、CD初登場演目が13口演ある。更に、DISC9には貴重なインタビューも収録されている。

古今亭志ん朝へ


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《 落語界4天王と言われるが人気実力とも断然第1位 09.12.31撮影 》

 CD化の世間の要望は多かったが本人は頑として拒んでいた。
 2001年10月1日に没した志ん朝の1966年から1995年までの口演を収録。特に、30~40代の, 若く油の乗ってきた時代の名演を中心にセレクション。2002年の12タイトル発売以来、7年振りの新音源リリース。


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《 パッケージ肖像がすべて異なっていることと手ぬぐいは楽しめる 》

 
 火焔太鼓は、演出の違いも楽しめる、年代を超えた3席を収録。
 春風亭柳朝との二人会二朝会から、生涯ただ一度の口演ちきり伊勢屋(上)を収録。
 崇徳院は、まだ若い感じがして遠慮が見られる。
 ちきり伊勢屋はめずらしい人情話であと口のよい終わり。
<評価 95クラス>
 古今亭志ん朝は昭和13年、東京生まれ。昭和37年に真打ちに昇進し志ん朝を襲名。自分が学生の頃から聞いていたので天才の実力を知っていた。志ん朝の生前に一度生の出演を聞く寸前までいったが、キャンセルして聞けなかったことが悔やまれる。
 志ん生の二男であり、若い頃から誰もが認める実力であったため、テレビに走ったり、志ん生を襲名しなかったり、落語協会を脱退したり、曲折を経験した。圧倒的な魅力で芸能界でもファンが多い。
 新音源については、志ん朝の厳しい拒絶があったため、CD化が限られていたが、了解がとれファンの要望がかなった。
 既CDの大工調べや二番煎じなど凄みのある得意ネタの切れ味に比べると、年をとった分口が回らない点がある。しかし、今回、火焔太鼓など同演目を聞くと独特の演出と話の作り方があるのがわかり感激した。枕も志ん朝の話は面白い。すべての演目の音源化がいずれなされるだろう。