訪問 上流階級スパニッシュ様式洋館 旧小笠原伯爵邸

 上流階級スパニッシュ様式洋館 旧小笠原伯爵邸
 都営地下鉄大江戸線若松河田駅徒歩1分 2009年12月4日(金)訪問
 昭和2年竣工


《 通りから奥へ 都の施設と並んでありやや地味な外観です 09.12.4撮影 》

 鉄筋コンクリート造地上2階、地下1階建てです。



《 スペイン風の掻き落とし外壁 窓の上下のブロック装飾もスパニッシュです 》

 スペイン瓦や特製デコタイルの装飾が特徴的なスパニッシュ様式洋館。



《 スペイン流花飾りのエントランス 四角い幅広の石造りが地中海風です 》

 内装にイスラム様式の装飾が施されています。



《 テラコッタのブロックがツル性の草のていねいな装飾です 》

 外壁は掻き落とし仕上げのクリーム色。



《 暖炉用の煙突にしては大きいが上端にも菱形飾りがあります 》

 窓にはすべて装飾の鉄格子飾り。



《 通用口が表に面している 新鮮なおいしい食材を運ぶのでしょう 》

 建物中央には中庭がありロの字型で囲むようにして建っています。



《 内装がオークの木を使い豪華 部屋の装飾はアール・デコ調です 》

 中央に噴水があるパティオが美しい。



画像
《 金色の金属装飾 中央の小鳥をリーフが揺りかごのように囲む 》

 敷地は江戸時代の小倉藩下屋敷跡地である。


《 エントランス天井の半間接照明 ブドウが浮き立つように映えます 》

 昭和23年に米軍に接収され、昭和27年に東京都に返還された。



《 庇のエメラルドグリーンのスペイン瓦 半円型で意外と薄いです 》

 昭和50年まで東京都の中央児童相談所として使用。当時は老朽化が著しくボロボロでした。



《 デコタイルを貼ったような円筒ドーム型の出っ張った部屋 喫煙室らしい 》

 その後は放置され一時は取り壊しが検討された。



《 屋外のウェディング用日よけ内の照明 軽量仕様のシャンデリアです 》

 管理していた東京都から平成12年に民間に貸し出されレストランを経営する会社が借りる。



《 デコタイルは後着けで貼って焼いているよう もっとタイルは太いほうが印象的です 》

 大規模な修復工事を経て平成14年にレストランがオープンしました。



《 猿が雲に乗っているような意匠 孫悟空ときん斗雲のデフォルメです 》

<評価 55クラス>
 都施設の児童相談所として使用されていたことから老朽化は想像される。なお25年も経ってから建築界の強い存続要望からレストランに改装した熱意は尊重したい。しかし、内装にアールデコ調の豪華な装飾に力を入れた割に外観がイマイチ。まず老朽化の扶植を図るべきで、白壁と緑色、レンガを組み合わせた明るい色を選ぶべきです。