出席 シンポジウム-河川における生態系保全に向けて-

 シンポジウム-河川における生態系保全に向けて-
  東京国際フォーラムJR有楽町駅徒歩1分 09年11月17日(火)出席
  産官学の各主体の取組を踏まえ、今後の河川等における生態系保全を目的としたシンポジウムが開催された。

1 基調講演
 水資源の持続可能な利用に向けて             東洋大学
  水質浄化は勿論だが、水資源の循環を考えると下水道の役割は大きい。費用  
  の関係でも浄化槽は側溝放流後の水路維持費を算定していない。再利用は都市
  でのみ可能であり、下水の集中処理が適している(氏は下水道論者のよう)。    


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《 会場は駅近でガラス多用 機能的だが豪華さはなくレイアウトが分かりずらい 》

2 講 演
(1) 今後の水環境保全施策                  環境省
  環境基準の見直し時期に来ている。今は環境基準の設定=排水規制の開始だが、単なる浄化は魚類等が少なくなるなど生物の多様化にマイナスの面がある。今後は、基準の種類を多様化し規制しないで当面監視だけの項目もあり得る。
(2) 神奈川県における取組                  神奈川県
  神奈川の特徴は大気・水質・騒音等を含め総合許可制を採っている。また、県民参加の仕組みは単なる協力でなく県民による企画運営が大切と考えている。


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《 河川はきれいでも水量が少なくてはダメ 象徴的な生物を日本人は好む 》

(3) 積水化学工業における取組                 積水化学工業
   積水は環境重視企業にガラっと変わったが、その理由は2002年に社長が環境トップランナーを打ち出したからだ。経験がなくともトップが表明するだけで変わる。
(4) パナソニックにおける取組            パナソニックセンター
   企業は3年サイクルで考える。社員の取り組みやアイデアは評価することが大切で独自の認定制度がある。

3 パネルディスカッション
 -河川等における生態系保全に向けた取組と連携-
   企業はいま環境に取り組む場合の尺度を求めている。来年のCOP10で求められる生物多様化に対する指標は国、県からは示されていないため、明確な打ち出しができない。排水基準をクリアしているだけでよいとは思はない。
< 評価 >
 河川を規制できれいにすることは効率よく目的を果たした。次の課題の生物多様化には、「え、なぜ必要か」の問いがあったが、実証により多様化することが人間社会にもいい恩恵をもたらすことが分かってきた。ただ、どうすればよいバランスの多様化ができるかは明らかになっていないと言える。