視察 廃棄物焼却炉のダイオキシン測定

 廃棄物焼却炉のダイオキシン測定
 廃棄物焼却炉 半導体基板の焼結再利用 09年10月下旬視察
1 ダイオキシン
 ダイオキシンとは、PCDD(ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ダイオキシン)とPCDF(ポリ塩化ジベンゾフラン)とCo-PCB(コプラナーポリ塩化ビフェニル)の総称である。


《 半導体基板は廃棄する方が安いが炉で焼結して再利用しています 》

 塩素の付き方により、PCDDには75種類、PCDFには135種類、Co-PCBには12種類の異性体がある。


《 場内は粉じんが発生するためクリーナーで常に掃除する必要があります 》

 2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ダイオキシン(2,3,7,8-TeCDD)はその毒性が最も強く人間が合成した化学物質の中で最強の毒性といわれ、急性毒性でも、青酸カリの数倍から数百倍の毒性を持ち、さらに、発ガン性物質で、ベトナム戦の枯れ葉剤にダイオキシンが 含まれていた事は有名。


《 大手の会社だが不景気のためリサイクル部門は11月に廃止です 》

 ただし、環境中には極微量しか存在しないため、急性毒性が問題視されることはほとんど無く、通常は発がん性物質として扱われ、基準等が設定されている。危険性から考えるとそれほど大騒ぎする問題ではないのが実際である。


《 リサイクルは二人でやっているが買い手がなく人件費分もでません 》

2 発生源
 ダイオキシン類は塩素を含む有機化合物を低温(250℃~500℃)で燃焼させると発生すると考えられており、日本の場合その発生源の多くは廃棄物や都市 ゴミの焼却炉である。


《 右のコンベアから粉砕後の基盤が搬入され約1200℃で焼却されます 》

 ダイオキシン特別措置法施行後は、定期的な測定が行われるとともに、焼却炉の改善や廃止が進み、現在では改善されてきている。


《 ばいじんは左側のサイクロンで採取後バグフィルターを通ります 》

3 測定方法
 ばいじん採取用の石英円筒ろ紙とシリカゲル系の吸着剤を併用する。ダイオキシンはほとんどがばいじんに含まれているが一部昇華によりガス化しているため吸着剤を併用してサンプリングする。採取した試料を高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計により測定する。


《 排ガス採取中 採取口に右側からサンプリングプルーブを差し込みます 》

4 大気汚染防止法の規制対象
 廃棄物焼却炉であって、火床面積(廃棄物の焼却施設に二以上の廃棄物焼却炉が設置されている場合にあっては、それらの火床面積の合計)が0.5㎡以上又は焼却能力(廃棄物の焼却施設に二以上の廃棄物焼却炉が設置されている場合にあっては、それらの焼却能力の合計)が1時間当り50kg以上のもの。


《 オルザットガス分析 酸素などのガスを分析します 》

5 焼排出ガスに係る排出基準(新規炉)
◇却炉の処理能力4t/時以上  0.1pg-TEQ/l
◇焼却炉の処理能力2t/時~4t/時     1
◇焼却炉の処理能力2t/時未満   5 


《 一酸化炭素連続測定器 不完全燃焼の目安になります 》

<注意>
1.ダイオキシン類の量は、2,3,7,8-四塩化ジベンゾ・パラ-ジオキシンの毒性に換算した値。
2.排出ガスの測定は、日本工業規格K0311による。
3.排出ガスの採取は、通常の操業状態において(廃棄物焼却炉については、燃焼状態が安定した時点から1時間以上経過した後)、原則4時間以上採取すること。
4.排出基準は、温度を零度、圧力を1気圧の状態のもとの換算したものとする。
5.廃棄物焼却炉については酸素濃度12%補正、焼結施設については酸素濃度15%補正を行う。


《 浄化された排ガスが煙突からでる ダイオキシンは持ち帰り分析です 》

<評価50>
 ダイオキシン問題は地方があまりに短絡的に過剰反応した。燃焼から微量に排出することを根拠に構造的な規制を条例で安易にやってしまった。住民の要望のせいにするのは責任放棄である。地方の住民団体と行政は反省すべきであって、利益代表的な考えが失敗を招いたと言えます。

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