荒川ストーリー1 荒ぶる川 荒川ことはじめ

 荒ぶる川 荒川ことはじめ 
1 荒川について
 荒川は、奥秩父の山中に端を発し、埼玉県と東京都を流れ、東京湾に至る一級河川です。



《 荒川といえば荒ぶる川? いいえ荒川といえば「静香(しずか)」です♪ 09.2.28撮影 》

 洪水を起こしやすい川、「荒ぶる川」を由来とすることは知られています。川はだいたい上流源は山で、勾配に沿ってまっすぐ流れ、平地にぶつかると左右に蛇行するのは当然です。荒川だけでないはず、と思っていると、実は「荒川」という名の河川は全国に33カ所もあります。しかし、混乱もなく荒川が使われるのは、関東の荒川以外に広域な河川は、山形県・新潟県・福島県を流れ日本海に注ぐ荒川くらいです。

 2 大きな荒川
◇荒川(山形県・新潟県・福島県)
 関東の荒川に並ぶ一級水系の本流です。日本一きれいな一級河川と評価された時があります。



《 荒川源流域の秩父市大滝の雲海です 08.12.17撮影 》

 3 その他の主な荒川
◇荒川 (北海道標津郡中標津町・標津川水系)

◇荒川 (秋田県仙北郡美郷町)

◇荒川 (宮城県柴田郡村田町・阿武隈川水系)
 村田ダムが水源の森百選に選ばれています。

◇荒川 (宮城県栗原市と登米市・北上川水系)

◇荒川 (福島県福島市・阿武隈川水系)
 水質ベスト1にも選定されたきれいな河川です。名の通り、昔から暴れ川として有名であったが、目を洗った「洗い川」から「荒川」に転じたともいわれ、この手の由来は後付も多く不明です。

◇荒川 (栃木県・那珂川水系)
 高原山水源の森は水源の森百選、栃木県民の森は森林浴の森100選に選定されています。

◇荒川 (福井県福井市・九頭竜川水系)
 古くは吉野川と言ったが、大変荒れる川として荒川という名になったという。

◇荒川 (山梨県甲府市と甲斐市・富士川水系)
 上流部は昇仙峡と呼ばれる絶景です。御岳昇仙峡水源の森は水源の森百選に選定されています。荒川ダムはロックフィルダムで有名です。

◇荒川 (熊本県天草市・内野川水系)

◇荒川 (鹿児島県熊毛郡屋久島町・安房川水系)

◇荒川 (沖縄県石垣市)
 カンヒザクラ約300本が荒川の上流に自生しています。
 
 などがあります。



《 荒川には渡り鳥の飛来が多い よく見ると川に無数のカモがいます 》

 4 荒ぶる川
 古来より、すべての治水は統治者の重大な問題であった。荒川は、「荒ぶる川」であって、当然、関東地域の都市機能の重要性から見て、洪水対策に最大限の配慮がなされたであろう。
 しかし、洪水や水害が多い河川を指す「暴れ川」には、次の河川が選ばれています。

 5 日本三大暴れ川
 ◇利根川(坂東太郎)
  群馬県最北部のみなかみ町に端を発し、関東平野を北西から南東へと流れる河川
 ◇筑後川(筑紫次郎)
  阿蘇山を水源として九州地方北部を東から西に流れ有明海に注ぐ川である
 ◇吉野川(四国三郎)
  高知県と徳島県を流れ、四万十川と並ぶ清流であり、徳島県北・西部市民の心の象徴とも言われている
  荒川は暴れ川には見られていない。

<荒川一口コラム>
 荒川は、特に重要な水系なので、国土交通大臣が指定する一級河川です。重要なのは荒川に流れこむ川は、すべて荒川水系となり、一級河川となる。二級河川とは知事が指定。一級、二級というのは水系ごとに指定することであって、川の大小によるものではないです。

 6 荒川サマリー
 日本は山地が多いことから、流れが速いため「暴れ川」が多い。荒川は、「荒ぶる川」とは呼ばれるが、暴れる川というわけではない。地形的には奥秩父から長瀞町までの山地で勢いづけられた河川水が、熊谷からの東京地域の平野部で、どうコントロールするかが大変な問題だったのであろう。歴史的に、荒川下流の平野部で、水路の付け替えが数多くなされたことからも見て取れます。荒川の氾濫源が東京だと言われるゆえんゆえんです。

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